豆腐といえば畑の肉、豆腐といえば栄養の総合商社、一日三食食べてもgoodな食品です。ダイエット効果も抜群!味にクセもなく、どんな料理にも使える、まさにオールマイティな食材として使えます。
■カルシウム
   カルシウムの成人の一日必要摂取量は600mgとされています。しかし、ほとんどの人がその値に達していないのが現状です。カルシウムが不足しますとイライラしたり、骨がもろくなり骨粗鬆症になったりします。
 これを補う代表選手として挙げられるのは牛乳です。ただ、植物性食品としては豆腐が1番です。しかもその含有量は、牛乳よりも多いのです。大豆は100g中に240mgに対し、牛乳は100g中に100mgしか入っていないのです。またその吸収率も高いのです。
カルシウムの効能→→→ 骨や歯の補強・ ストレスの緩和
■タンパク質・リノール酸
   豆腐のタンパク質は、血液中のコレステロールを低下させ、さらに、その成分の一つ(ペプチド)が血圧上昇を抑制するといわれています。また、豆腐の脂質に多く含まれるリノール酸は、不飽和脂肪酸としてもともとコレステロールをあまり含まないのに加え、血管に付着するコレステロールを除去する善玉コレステロールを増やす作用があるといわれています。そのため、高血圧・コレステロールが原因となる動脈硬化を防ぎ、脳出血・心筋梗塞・狭心症等の予防に効果があるとされるのです。
●タンパク質 ・ リノール酸の効能→→→ 血圧の抑制・ コレステロール抑制
■イソフラボニイド
   イソフラボニイドは、女性ホルモンと似た働きがあります。具体的には、骨からカルシウムが溶け出しもろくなる骨粗鬆症の予防効果があります。骨粗鬆症は50歳以上の女性に多く見られるため、女性ホルモンの減少が原因ではないかと考えられています。豆腐を食べるということは、イソフラボノイドを補うことになり、骨が溶け出すのを抑制するということになります。
●イソフラボノイドの効能→→→ 女性ホルモン効果・ 骨粗しょう症
■オリゴ糖
   オリゴ糖は、大腸菌の中で有用菌とされているビフィズス菌の栄養源とされています。この菌は、腸内の活性化や免疫力を向上させたり、大腸菌の老化、悪玉菌の増殖を抑える働きがあります。すなわち、オリゴ糖そのものの働きでなく、それを摂取するビフィズス菌の増減に影響してくるのです。
オリゴ糖の効能→→→ 腸内の善玉菌増進・ビフィズス菌の増進
■ビタミン
   豆腐は製造工程で熱を加えるため、大豆に含まれるビタミンの移行はさほどでありませんが、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンを含んでいます。ビタミンEには血行をよくする作用があり、美肌づくり、肩こり、腰痛に効果があるほか、活性酸素や脂肪の酸化を抑制し、がんや成人病を予防する効果があると指摘されています。ビタミンB群は皮膚や粘膜の健全化などに、ナイアシンは皮膚や胃腸の健全化に効果があるといわれています。
●ビタミンの効能→→→ 美肌づくり・成人病予防
■その他
   記憶力の増進やボケ防止に効果のあるコリン ・ レシチン(レシチンはその他にも脂肪代謝・動脈硬化防止といった効能があります)、糖尿病の治療や予防に効果があるトリピシンインヒビター、活性酵素の抑制・生活習慣病の予防といった効果が期待できるサボニンなど、まさに栄養の総合商社なのです。