脱毛・薄毛の原因と対策

皮脂腺
 1日の抜け毛の数は30本から80本。100本までは正常範囲とみても良さそうですが、こんな徴候があったら要注意です。

   ・ フケ、かゆみを異常に感じる
   ・ 短い毛が抜ける
   ・ 前額部、頭頂部の毛が抜ける


お心当たりのある方、お気をつけあれ。これは男性型脱毛症の前兆です。男性型脱毛症は”若ハゲ”ともいわれ、脱毛症の90%に上ります。原因は残念ながら解明されていませんが、今のところ、”男性ホルモンの代謝異常”とする説が有力です。

 ・・・・・・・・・・原因・・・・・・・・・・

皮脂腺・汗腺の働きを盛んにする作用のある男性ホルモン「テストステロン」が、毛母細胞中の酵素の影響で「5α−ジヒドロテストステロン」に変化。この「5α−ジヒドロテストステロン」は「テストステロン」の数十倍強力な男性ホルモン作用を持っていて、細胞の分裂のエネルギー源の生産を阻害。その結果、毛母細胞が休止期となります。毛母細胞の力が衰えると成長期は短く、逆に休止期から次の成長期までの期間が長くなり、せっかく生えた髪も成長しきれないまま抜けてしまいます。また、皮脂分泌の異常によって頭皮のケラチニゼーションが狂い、症状としてフケ、かゆみ、赤みが現れるのです。

・・・・・・・・・・対策・・・・・・・・・・

抜け毛を防ぐには、頭皮の角質層を修復するしかありません。
まず、アミノ酸系のシャンプーで過剰な脂を取り除き、清潔にします。
油っぽいものをがんがん食べて、がぶがぶ飲んで、そのまま寝る、などはもってのほか!
頭皮は特に皮脂腺の多い部分です。その日の汚れはその日に落とすことを心がけましょう。
シャンプーの後は多糖類パックで頭皮をケアすると、角質層が整い、頭皮細胞の新陳代謝が高まって毛母細胞が活性化されます。