年頭所感〜21世紀への決意
2001.01

江刺商工会議所 会頭
海鋒 守

 21世紀の幕開けとなります2001年(平成13年)の新春を迎えるに当たり謹んでお慶び申し上げますとともに、会員皆様方のご繁栄を心からお祈り申し上げます。
 会員の皆様方には、平素から当会議所の運営にご支援ご協力を賜り諸事業が順調に堆進できておりますことに厚くお礼申し上げます。
 さて、昨年は20世紀最後の大さな節目の年、世界的にも、国内的にも、大きな出来事が様々ありました。世界的にはコンピューター2000年間題、ロシアの大統領選挙によるプーチン大統領の誕生、あっと驚かせた韓国の金大統領の北朝鮮訪問、そして混迷を極めたアメリカ大統領選挙によるブッシュ候補の勝利、国内では小渕総理大臣の急逝による森内閣の誕生、衆議院選挙、あわや解散かと思われる中での第二次森内閣の発足、等々沢山の出来事がありました。
 一方、江刺市では明るい話題が多くありました。江刺ターミナルプラザ・えさし郷土文化館・江刺市観光物産センター(夢プラザ)・市営バス運行・新庁舎落成等新事業が相次ぎました。そして中心市街地の蔵を活かした「街づくり」も着々と進んでおります。お蔭様で東洋経済新報社によります全国都市ランキング調査に於いて、全国672市の中で前年に引続き「全国第2位」に輝いたのでありました。これにより内外各方面から 「江刺は大変素晴らしい。」と称賛をいただいたのであります。これは、今日までの及川市長の力強い行政の推進と市内に進出されました企業の皆様方、そして会員企業皆様方のご活躍の賜と深く感謝申し上げる次第でございます。
 また、国内経済におきましては、IT産業に好調さが見られるものの個人消費の低迷と雇用不安があり、全体としてはっきりした景気回復を実感する状況に至らず、そのような中で、政府においては、昨年11月事業規模11兆円の補正予算を手当しましたがその効果に大いに期待しているところであります。
 現在のわが国は、経済活動や社会生活などあらゆる分野において、極めて重要な変革期に差し掛かっていると考えます。IT化の推進や新規産業の創造などによる活力ある経済社会の構築、高齢化社会への対応、教育改革、地球規模での環境問題への取組みなど将来への繁栄と発展のためには、大きな構造改革の必要性に迫られております。
 当商工会議所と致しましても、このような事を念頭において、江刺市の商工業・観光・産業の振興に努めるとともに、あらゆる新鮮な情報を提供できるようにして行くことが責務と考えております。
 また、中心市街地活性化のために、当会議所が行なうTMO機関が本格的にスタートしましたので、関係者とのコンセンサスを図りながら、ひとつひとつ着実に実施して参りたいと思います。
 商工業の振興は、如何にして「人」の集まる施策ができるかを基本とする事が大切であると考えております。そのために、「人」の集まる街づくりを念頭に、魅力ある地域づくりに各種事業を准進し、特にも中心市術地の活性化に向けて、市ご当局をはじめ関係機関と密接な連携のもとに積極的に進めて参ります。
 私は、役職員と一体になり明るい会議所運営に努め、より一層の会員サービスを心がけ、地域総合経済団体としての使命を果たして参りたいと思っております。
 本年は21世紀最初の年、激動の20世紀を振り返り、この新世紀は夢のある、明るい世紀にでさるよう会員皆様と協力しながら進んで参りたいと思います。
 新しい世紀に気持ちを新たにして、江刺市の発展と会員企業皆様方の一層のご隆盛とご多幸をお祈り申し上げ年頭のご挨拶といたします。



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